魅惑のリュネビル刺繍

2015.07.22

こんにちは。
連休中、ふと見上げた空に大きな虹の橋!
画質は残念ですが、とっても綺麗でした。
今日は、厚子先生のParis時間より~♪

クロシェ針でビーズやスパンコールを布の裏から縫い付けていく刺繍法がリュネビル式。
働いていた東京のクチュールメゾンで、ビーズ・ドレスを目にし、また手にしただけは分からなかった秘法。
パリのエコール・ルサージュに通い、初めて基礎から学ぶことになる。
光と影の相対で輝くビーズの魅力でいっぱいの新しい布が出来上がる。
ひたすら曲線を仕上げているうちに、ずーっと昔、映画「華麗なるギャッツビー」で観た衣装の
チャールストンを踊る度、弾ける、垂れるビーズの感動が蘇った。
ドレスの裾にフリンジのように揺れ下がっている直線のビーズたちが、そのドレスを身にまとい
人間の動きが入る事で軽快な曲線に転化する。
マジックそのものだった。刺繍の中で、曲線と直線がダイナミックに踊るのもリュネビル法の魅力といえる。

Atsuko