Shion先生とParisの刺繍学校

2019.04.21

今年3月に開催されたParis針の祭典から帰国して1ヵ月。

2月のバレンタインデーから3月のホワイトデーまでの1ヵ月間

Parisに滞在しました。

 

 

前半2週間、Parisのエコールルサージュという刺繍学校に通いながら刺繍の先生や生徒さんにお会いしました。

 

 

↑私が受講したNieau1の課題

結構な気力、体力、集中力を注ぎました(;^_^A

 

後半2週間はShion先生が日本からParisに入り、一緒に展示会の準備を行いました。

 

針の祭典のフライヤーを持ってShion先生(中央)と

エコールルサージュにご挨拶に伺いました。

「Shion!Bonjour ça va?」

ルサージュの先生方が笑顔で歓迎してくださいました!

「針の祭典に出るの?」

「この刺繍はShionの作品?」

「もちろん!」

 

 

日本の絹糸でシンプルに施した刺繍作品

 

 

以下、Shion先生がParisに留学中に施した刺繍作品です。

リュネビル刺繍の技法を習得するために、多くの方々が

1992年に開校したParisのエコールルサージュという刺繍学校で研鑽を積んでいます。

http://www.ecolelesage.fr/ja/#lecole

 

この学校に認定制度や暖簾分けの制度はありません。

芸術的な刺繍技法を学ぶために世界中から刺繍に魅了された人々がやってきて、数々の課題を通じて技法を習得します。

 

2016年、ベーシックな課題に8作品の新たな課題が加わりました。

ベーシックな課題と新作課題を短時間で熟した初めての人がShion先生です。

日本初ではなく世界初にルサージュの課題を熟した生徒です。

 

Shion先生が刺繍留学していたタイミングにルサージュでは新課題のサンプルを制作していたそうです。

その間、次々に課題を仕上げるShion先生のスピードに周囲は驚き

「次の課題サンプルが出来ないとShionのレッスンに間に合わない!」と先生方も仰天するほど。

同時期に通っていた生徒さん達からも

「レッスン中に異常な速さでクロシェをサクサク進める音が聞こえてくるから、誰かと思ったら生徒のShionさんだった!」

「凄い集中力で近づけなかった」

などなど、伝説の留学生でした。

 

刺繍課題を熟す。

 

一針、一刺し進めて作品に挑むエネルギー。

生半可な気持ちでは完成しませんよね♡

Shion先生の刺繍技術とスピードは、フランスの先生方も

舌を巻くほどの才能です。

Victoria DAROLTI 先生がShion先生に会いに

展示会会場にお越しくださいました。

Vicotoria先生はフランスで刺繍のMOFを授与された日本でいう

国宝クラスの刺繍の先生です。

Shion先生はVictoria先生のアトリエにも通いました。

 

 

今回の渡仏では、先生方やパリ在住の方に会うことでShion先生の凄さを改めて理解しました。

 

そんな素敵なShion先生のリュネビル刺繍レッスンを

京都の糸六さんで毎月開催します。

是非、ご参加ください。

 

7月までの京都レッスン

5月17日(金) 18日(土)

6月28日(金) 29日(土)

7月19日(金) 20日(土)

8月 夏休みのためレッスン開催はありません

 

本物の技術に触れて、長く刺繍を友としてお付き合い頂けると嬉しいです。

 

Atelier Avibe (アトリエ アヴィビ) 主宰Shion
パリのオートクチュール刺繍学校ルサージュにて、700時間以上の講座を1年3ヶ月で修了。

同時期にヴィクトリア・ダロルッティにも学ぶ。ビビッドな色使いや現代的な作風が魅力です。

Instagram:atelier_avebe